変革に振り落とされたヲタクの話
黙ってお暇するのが最善の策かと思いましたが、同じ気持ちの人がいたことがわかったり、悩んだ時間を無駄にもしたくなかったので、すごくかっこ悪いですが、一応ここに書き留めます。
私は今のトラジャを取り巻く環境から振り落とされてしまいました。
トラジャを応援し始めて5年目の今、界隈全体が変にギラついて数字数字要望要望とまるでそれが義務かのように言う人が増えたことを受け入れられずにいます。
そのおかげで盛り上がっている様子を含め、受け入れられないのです。
あくまで個人の考えですが、TravisJapanはジャニーズJr.の中でも一際ストイックで堅実で、且つ驕ることない粛々とした、まさに「能ある鷹は爪を隠す」グループだと思っていました。
その印象はトラジャのファンに対しても同じで、わざわざ大声を出したりせず各々のペースで推している雰囲気が好きでした。
そしてその居心地の良さに甘えて、それがトラジャらしさだと思い込んでいました。
でもJr.を取り巻く環境も次第に変わって、数字が目に見える形で現れるようになり、スノストデビューが決定した頃にはタレントもヲタクも狂ったように数字の話しかしなくなっていきました。
良し悪しの前にまず数字を追いかけるような状況が、私にとってはとても窮屈でした。
再生回数はおもしろいから伸びるべきであり、何かに選ばれるのだって合っているから選ばれるべきだと思っています。
その本質をすっ飛ばして底上げをしても中身は空っぽのまま。
それが怖いことであるのは他のデビュー組の仕事量を見ても気付けることなのに、と思ってしまっている自分にだんだん嘘をつけなくなっていました。
だけど今はそういう時代であり、数字で人気を計られるのがジャニーズであると理解することは難しいことではありません。
それでも私がインターネットに蝕まれてしまった理由は「今までのトラジャ担が頑張らなかった分を私たちが頑張る」という旨の意見を見たときでした。
トラジャから何人も仲間がいなくなって、グループが続くのかどうかもわからない時期に本人たちの「ついてきて」という言葉だけに縋って不安に耐えてきた気持ちを握りつぶされたような気分でした。
今でもそのときの思い出を大切にしているファンがいるのに、という思いが怒りに変わってしまうくらい本当に悔しかった。
受け入れられないならやめればと言われたらそれまでです。
それでもトラジャを応援し続けたいと思えるのは、宮近が「これまでの自分たちを正解にする」「息抜きのように好きでいて」と言ってくれているからです。
一人で燻っていても身体に良くないので、どうにかしてトラジャから離れるべきかとも思いました。
けれど宮近の発言があったおかげで、呪縛霊みたいなどうしようもないヲタクの意地は成仏してくれませんでした。
という感じでクソみたいな理由を長々と書きましたが、内容に反して今の気分はそれほど最悪ではありません。
環境が苦手なだけであってTravis Japanを嫌いになる理由は何ひとつありません。
これからも清く彼らの幸せ心から願っています。
タイミングよく、トラジャらしい形でデビューなり何なりできる日を楽しみに応援していく気持ちは変わらない。
いうて数日で戻って来ざるを得なくなるかもしれないし!
何があるかわからないのがヲタクという生き物。
それから、これを読んで気を悪くした人がいたら本当にごめんなさい。
今は疲れてしまったけれど、いつか追いつかせてください。
そして同じような気持ちの人がいたら、お疲れ様です。
あくまで、いろんな考えがあるうちのひとつという感じで見ていただけたら幸いです。
それではまた。